CFD取引のはじめ方

9.オーバーナイト金利

金融取引に参加することを「ポジションを取る」と言い、「買い」から入る、つまり買い注文を出すことを「買いポジション」「売り」注文を出すことから取引参加することを「売りポジション」といます。
CFD取引の利点は、差金決済による迅速な決済での収益確定が挙げられますが、更に、このポジションを翌日、また翌々日と持ち越すことによって、「オーバーナイト金利」を得られること利点として挙げられます。
このオーバーナイト金利目当てにCFD取引に参加する投資家も多いのです。

そもそもオーバーナイト金利が何故発生するかと言うと、各国の政策金利が異なっているからです。景気が悪いと金利を下げて通貨量を増やす政策が採られ、景気の良い時は、景気の過熱を抑えるために金利を上昇させます。
そこで、オーバーナイト金利獲得を目的とするには、政策金利が高い国の株式CFDや株式指数CFD取引で、売りポジションを取り、日を跨いで保持すれば良いことになります。オーバーナイト金利は、その名の如く、オーバーナイトでないと付ません。具体的には、日本時間の冬季(11月から4月)なら朝7時、夏季(5月から10月)では、朝6時を跨げば、オーバーナイト金利が発生します。

オーバーナイト金利は、海外株式若しくは株価指数を原商品とするCFD商品を売った場合に受け取ることができます。これとは逆に買った場合は、オーバーナイト金利を支払うことになるので注意が必要です。
それでは何故、オーバーナイト金利が売りポジションなら受取で、買いポジションなら支払いなのでしょうか。
それは、CFD取引は、証拠金取引なので例え買いから入ったと言っても、全額自前資金の投資ではありません。CFD取り扱い業者からCFDを借り入れ資金を借りて投資しています。このため、高金利国の株式や株価指数を原商品とするCFDを購入した場合は、その金利を借り入れた投資が負担することになるのです。
これに対して、売りポジションでは、これと全く反対の作用が働くので、オーバーナイト金利を受けることができるのです。