CFD取引のはじめ方

16.マージンコール

CFD取り扱い業者のリスク管理の一環として、マージンコールがあります。マージンコールとは、CFD取引を行っているうちに、損失額が証拠金の一定の割合以上に達した際に証拠金不足を知らせるCFD取引業者からの警告です。一般的なCFD取り扱い業者のマージンコールを発する基準は、総資産額が必要証拠金額を下回ったときです。

マージンコールが発せられる時点は、各CFD取引業者によって異なりますが、マージンコールを受けて、追証を行わず損失が膨らむと強制決済(通常、証拠金が必要な証拠金の20%未満になるとロスカット)となります。一般的なマージンコールは、強制決済をなるべく避けるため、何段階かに分けて2,3回発せられていますが、マージンコールの後すぐにロスカットされるCFD取扱業者もあります。そこで、1回目のマージンコールを受けた際には、反対売買を行うか証拠金を追加しておくべきと考えます。

CFD取引は、証拠金取引でありレバレッジが効く、言わばハイリスク・ハイリターンの投資なので、自分が口座を設けたCFD取り扱い業者のリスクに関する対策や基準は、取り引き前に十分理解しておく必要があります。また、他社ともこのCFD取り扱い業者が行うリスク管理の基準も比較しておかなければなりません。

マージンコールを受けてそのままにしておくと、更に相場が下がっていくことがあり、そうなれば、損失がさらに膨らみます。証拠金がマイナスとなって、CFD取り扱い業者への支払いが必要になってしまう場合も考えられるので注意が必要です。

マージンコールを受けず、自分が比較的長期のCFD取引をしたいなら、証拠金を少し多めにして証拠金に余裕を持って取り引きすることが重要です。また、CFD取引においても重要な投資手法である「逆指値」等の注文方法も駆使して、マージンコールの前にある程度見きって、損切りすることも大切です。このように、CFD取引は、ある程度の知識や理解を必要とする投資法なので、CFD取引を始める前には、CFD取引業者が提供するCFD取引のシミュレーションを十分に行ってください。