CFD取引のはじめ方

20.CFD取引の事前チェック事項

CFD取引を始めるにあたって重要なことは、自分がどんなことに興味を持っているか、また、どんな分野の知識があるのかといった、言わば自己資産の棚卸を行ってみることです。
CFD取引は、株価や株式指数、また石油、穀物などの多様な商品を対象に行われているので、自分の興味の持てない業種や株式を対象とするCFD商品に、単に「儲かりそうだから」という姿勢で投資しては、失敗の危険が大きく高まります。CFD取引は、投機ではなく投資の側面が強いので、先行きの市場や経済動向を見据えて、資産運用の観点から冷静な投資行動を行う事が肝要です。
そこで、ある程度知識を持っていたり、自分が興味を持ち、先行きにある程度自信の持てるCFD銘柄を選択すべきと言えます。
具体的には、自動車産業に興味があればその業界に関連するCFD銘柄を選定したり、化学製品に知識を持っていれば、その業界に関連するCFD銘柄を選んでみると良いでしょう。更に、CFD取引に少し慣れてくれば、これらと関連する広い分野を視野に入れた投資行動を取ることも可能です。

また、CDF取引も他の投資と同様に、いつまでにいくらの収益を上げたいのかといった、投資の際に明確な目標を立てると良いでしょう。収益目標が決まれば、その期間や収益目標に合わせたCFD銘柄の選択ができるようになります。これがいわゆる投資対象のスクリーニングと呼ばれる作業です。
例えば、株式投資でお馴染のファンダメンタルズ分析によって、CFD銘柄をスクリーニング(選別)することが考えられます。株価には、スクリーニング要素として、株価総資産倍率(PBR)や株価収益率(PER)等があります。その他のCFD商品でもその商品市場の分析要素が存在するので、自分で常に投資対象の市場を分析してみることも、投資を成功させるためには必要な事と言えます。

最後に、CFD取引はリスクの伴う投資なので、常に収益が上がるとは限りません。そこで、如何に損失を抑えるかも課題になります。ある一定の損失を食い止める、つまり、「損切り(ロスカット)」ラインをCFD取引業者の強制決済を基準に自分で決定しておくと、より安全なCFD取引が行えます。この損切りは、分かっていてもなかなかできないものですが、自主的に損切りラインを設定しておけば、このラインに沿って損切りすることが、大きな痛手を受けず、次の取引で収益を確保する母体となるとも言えるのです。