CFD取引のはじめ方

30.CFD取り扱い業者比較

CFD元年と言われた2009年から3年余り、CFD取り扱い業者の思惑通りの大ブレークは起きなかったものの、CFD取引は、FX取引の並ぶ新たなデリバティブ投資として、着実に日本の投資家中で認知されたと言えるでしょう。 CFD取り扱い開始当初は、CFD取り扱い業者の顧客獲得のための差別化と言えば、手数料とスプレッドが盛んに宣伝され、それが殆どでしたが、現在のCFD取扱業者の大半が、手数料無料であり、スプレッド幅も各業者間で大差なくなってきています。 このようなCFD投資の成熟化に伴って、何を基準にCFD取り扱い業者を選定したら良いかのかが問題とされます。 この点、投資は、一攫千金的な勘に頼るギャンブルではないので、自分の過去の経験や興味のある対象、また知識がある分野のCFD商品を扱うCFD取り扱い業者にまず目を向けることが重要です。 ただ、初心者はこのような知識や理解がないのが一般的なので、CFD銘柄を多種類扱う業者を選ぶことは、迷いの原因となり、集中した投資活動にかえってマイナスに作用するとも言えます。 このような方は、例えば、GMO証券クリックやDMM証券のようにCFD銘柄を代表する厳選された種類のCFD銘柄から選んで投資する方法を選ぶことも有益と思われます。この絞り込まれた分野の深い投資知識が、他の投資対象を予測する基礎的な力となるので、十分この状態を利用して、他のCFD銘柄に挑戦することも投資戦略としては有効ではないでしょうか。 更に、GMOクリック証券では、他のCFD取り扱い業者にない顧客安全策を用意していることも魅力の1つと言えます。それは、GMOクリック証券が提供するCFD取引のロスカットシステムの「セーフティバルブシステム」と呼ばれるシステムで、投資家や業界の中で注目を集めています。 このロスカットシステムの特徴は、建玉ごとにロスカットを行うので、対象となる建玉だけを決済でき、損失の拡大を最小限に抑える一方で、利益を守ることが可能なロスカットシステム(リスク管理システム)であるという点にあると言えます。 このように、他のCFD取り扱い業者と差別化でき、しかも自分の投資目標(短期勝負か中長期の利益目標を設定するのか等)に照らして、各CFD取り扱い業者の選定を行うことも重要です。 ただ、CFD銘柄をより広い範囲から選定したいとお考えの方は、CFD発祥の地で誕生したCFD取り扱い業者の日本法人であるIGマーケッツ証券や日本で初めてFX取引業務を開始したひまわり証券の利用も検討課題でしょう。 IGマーケッツ証券が提供するCFD銘柄は、約7000種類に及びので、CFD投資家は、自分の興味や知識のあるCFD取引を大きな自由度を持って選定できます。また、IGマーケッツ証券は、世界のCFD投資家の眼で鍛えられ進化を遂げた取引ツールの充実や、今話題の「バイナリーオプション取引」サービスを日本国内で初めて買いしたCFD取り扱い業者としても知られています。 「バイナリーオプション」とは、特定の日時までに、マーケットがどう動くかを2者択一で予想する商品で、2者択一なので分かりやすく、リスクを抑制しながら短期間の取引で比較的大きな利益を得ることのできる可能性のある取引方法です。短期型投資を目指すトレーダーにとっては、IGマーケッツ証券が進めるこのバイナリーオプション取引の検討は一考に値すると思います。 また、ひまわり証券のCFD取扱銘柄は、6000種類を超え、その銘柄の広さもこの証券会社の大きな特徴ですが、中でも、ひまわり証券の強みは、海外ETF売買に長けていると言える事です。何故なら、ETFを原商品とする利点は、高金利通貨の新興国に投資することができ、世界経済を広く見据えた幅広い投資が可能になることと言えます。 以上のように、CFD取り扱い業者と一口に言っても、その内実は様々な差別化すべき特徴を持っています。このCDF選定に際しては、自分の投資目標や専門的な知識や興味対象を前提に業者選定を選ばなければならないのですが、結果的に言えるのは、自分で各CFD取引業者の提供するデモ取引ツールを利用して自分の使い勝手を検討したり、実際に各CFD取引業者に口座を開設して実際に取引してみて、各取引ツールが自分にとって使い易いかやサービスは満足のいくいものか等を取引実践に照らして感じなければならないと言う事です。 ここで紹介した、GMO証券クリックやDMM証券、IGマーケッツ証券、ひまわり証券の4社は、何れも日本または世界を代表するCFD取り扱い業者であり、信用力も高いCFD取り扱い業者と言えます。また、投資家の間では、各業者とも顧客サービスに力を入れる業者としても知られています。 そこで、CFD取引をこれから始める方はもちろん、他の証券会社でCFD取引を行ってきた方にも、新たに口座開設をお考えの方には、その口座開設候補にこれらのCFD取り扱い業者を挙げても、損のないCFD取引業者と言えるのではないでしょうか。